やっちゃったねー

 「マイクロソフトはアーケードタイトルのXbox Live ARCADEへの忠実移植は減らす方針」なるものがあることが明らかになったのは、『ファミ通Xbox360 5月号』に掲載された5pb.のさかりまさき氏へのインタビュー内だったわけだけども、さすがによくないと思ったのか、松井編集長がコラムでそのことについて触れてフォローしてるのだよね。「さきごろ発表された『ミスタードリラー オンライン』のように、360向けにハイデフ化&オンライン要素を追加した"完全新作"としてならウェルカム」と。インタビューと同じ号の中でわざわざフォローしてるのだから、そうせざるをえなかった彼の心中を察すると中々のものがある。
 で、「ウェルカム」ということだけども、まぁ、はっきり言ってこれをそのまま受け取る奴なんて居ないわけだよな。「中小の企画は却下しても、大手メーカーがやるならOK出るんだろ」としか思わない。本当かどうかは別としてね。そりゃ勿論、ナムコXbox Liveアーケードでも結構なタイトルをリリースしてる。「パックマンいくつ出す気だよ」とか言われるくらいに(たしかパックマンだけで3種類くらい出てる)。『アイドルマスター』のダウンロードコンテンツ販売もあわせれば、Xbox360に対して多大な貢献をしてるといって過言ではない。でもなー。だからってなぁ。


 てなことを思いつつ書かなかったのだけど、そしたら昨日配信されたその『ミスタードリラー オンライン』、見事に手抜き売り逃げソフトだったとのことで。すごいオチをつけてくれたもんだね。こうなると書かないではいられないよ。オンラインはまともに遊べないらしいし、音声・BGMもオリジナルから削られているとか。ま、Xbox Liveアーケードはファイル制限があるからそこは仕方がない部分もあるのかもしれないけれど、ネットでよく見るあたりで購入者の評判をざっと見渡すと、やはり評判はよくない。
 『ミスタードリラー オンライン』に限ったことじゃあないけど、なんでそういうことするんだろうね。テストプレイして中身について分かってないはずはないのに、そんなのを売れば買ったユーザーからどんな反応が返ってくるか分からないわけもないのに、いつまで経ってもクソゲーってのはなくならない。製作者のゲームセンスが常人とちょっと違ったとかじゃなくて、明らかにまともに作られてない。真面目に作ってない。「騙して売ろう、買ったあとは知らない」って姿勢がありありと見える。
 それに加えて今回腹立たしいのが、明らかにこのタイトルがマイクロソフトから優遇されて配信されてるってことだよな。発表から配信までのこの短さ。それでこれだよ。それは置いとくとしても、マイクロソフトも勿論知ってたよなこの中身をさ。もーさー。


 ところで、「スタッフロールにロケットスタジオの名前がある」っていう話をあっちこっちで触れ回っている人がいるようなのだけど、体験版でクレジット確認しても無かった。誰がわざわざそんなデマ流してんだろか。ひどいものはひどいのであって、それをどこが作ってようが関係ないと思うんだけども。それともスタジオ名は出てないけどあの名前出てるスタッフたちはロケットスタジオの人ってことなのかしら。